寺内貫太郎一家

 昨夜、テレビで懐かしい「寺内貫太郎一家」を再放送していた。
 プロデューサーだった久世光彦さんの追悼番組ということであった。
 小林亜星、悠木千帆、加藤治子伴淳三郎等々懐かしい顔ぶれだった。
 「寺内貫太郎一家」は、向田邦子さんの脚本である。
 向田邦子さん描くところの親父像は、まさに寺内貫太郎である。
 だから、向田さんの随筆を読んでいて、そこに描かれている父親をぼくはいつも貫太郎とだぶらせてしまうのである。