9月になったとたん

 9月になったとたん夏に逆戻りしたような暑さになった。
 その中で、運動会の学年練習と放課後の組体操。
 ぼくが練習するのではないのだけれど、外のぎらぎら太陽の下で、指導するというのもなかなか疲れる。
 この歳になると、太陽にあたるだけでも疲れるのである。

風天 渥美清のうた

風天 渥美清のうた

 この「風天 渥美清のうた」を買って以来、枕頭の書として毎晩チビチビと渥美さんの俳句にまつわるエッセイを読んでいる。
 なかなか含蓄のある、それでいてほのぼのとした句をあちこち見つけては喜んでいる。
 これまで読んだ中での渥美さんの句のぼくの気に入った句をいくつか紹介。

 蓋あけた ような天で九月かな

 赤とんぼ じっとしたまま 明日どうする

 お遍路が 一列に行く 虹の中

 陽炎の 向かうバスの ゆれてゆき

 だあーれもいない 虫籠のなかの 胡瓜